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キャバ嬢から社長に転身!TikTokを武器に活躍する柿村社長

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今回インタビューした方は、株式会社Noa不動産社長、柿村さんです!

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​株式会社Noa不動産

代表取締役社長

​柿村 絵里菜

上京を機に、新宿・六本木のキャバクラで勤務し、働きながら宅建を取得。

不動産賃貸会社を経て、Noa不動産を設立。

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柿村さん、本日はよろしくおねがいします。

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よろしくおねがいします。

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キャバ嬢から不動産会社社長になった経緯を教えてください。

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高校を卒業して、18歳の時に、まずは地元の鹿児島で葬儀屋さんに就職しました。でもその時からずっとキャバクラで働きたいって思ってて。とりあえず葬儀屋さんで働きながら、キャバクラでもアルバイトして、東京に出るためのお金を貯めていました。

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それで20歳の時に東京に出たんですが、おばあちゃんにはすごく反対されましたね。 初孫っていうのもあったと思います。親にもキャバクラで働きたいとは言えず、とりあえず東京に行きたいって言って、上京したんです。

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それもすぐにバレちゃったんですけどね。たまに親から電話がかかってきてたんですけど、夜はキャバクラで出れなかったので。怪しいですよね。

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キャバクラに勤めていた時のお写真

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そうだったんですね。心配とかはされませんでしたか?

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無理しないでね、くらいでしたね。自由にさせてくれる親でしたし、やりたいことやるんだろうなってくらいの感じだったと思います。

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優しい親御さんですね。東京での暮らしはどうでしたか?

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上京したころはまだ仕事が決まってなかったので、漫画喫茶で3週間くらい住みながら、新宿のキャバクラで働き始めました。その後、新宿から六本木に移って合計で6年間くらいやってました。

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そこから社長になられたんですよね。まずなぜ宅地建物取引士資格(宅建)をとろうと思ったんですか?

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飲みに来るお客さんの中に、社長さんや不動産関係の方が多くいて、会話の中で不動産業界の話をすることがあったので、それが大きいですね。

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キャバクラってずっとできる仕事ではないので、手に職をつけたいなって思っていたんです。その時は、栄養士とか医者とか、何にでもなりたかったんですが、そういう資格って、専門学校通ったり、実務経験が必要だったりしたのでだめだなって思って。宅建は受験資格がなかったので、取ろうって思いました。

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TikTokを拝見しましたが、猛勉強されたそうですね!

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そうなんです。自分一人じゃ絶対やらないと思ったので、専門学校に通って猛勉強しました。通ってたところが、通い放題だったので、1コマ3時間の授業を1日3個受ける日もありました。人生でこんなに勉強したことないっていうくらい勉強しましたね。

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専門学校に通っていた時の写真

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キャバクラなので、ほかの業種と比べて拘束時間は短かったのかなとは思います。昼に勉強して夜働くっていうスケジュールでした。でもやっぱりお酒飲んだ日の次の日とかは勉強するのがきつかったですね。

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そのスケジュールを想像するだけで大変そうですね。その年に宅建を取って、不動産会社に就職されたんですか?

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そうです。12月に宅建の試験に合格して、登録の手続きとかを最短で済ませて、3月から賃貸仲介の会社で働き始めました。でもちょうどコロナ禍だったから、最初からリモートワークで。営業とかはあまりできなかったんです。10月くらいまで働いて、その後起業したっていう流れです。

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半年働いて起業したんですか!起業はその前から考えていたのですか?

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そうですね。宅建の勉強している時から起業しようと考えてました。周りに社長が多かったのも大きいと思います。キャバクラで働いてた頃に知り合った社長さんで、会社作りなよって言ってくださった方がいて、とりあえず作ってみたんです。でも作ってからが大変でした。

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どのようなところが大変でしたか?

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不動産会社なのに、最初はSUUMOの載せ方もわからなかったんです。それに会社を作ったはいいけどどうやってお客さん集めようかってなって。その時に、これからの時代はTikTokかなって思って、動画を上げ始めたんです。

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そのTikTokが今も続いているわけですね!

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はい、それまでダウンロードしたこともなかったんですけど、伸びてる動画を見て、自分なりに研究して上げてました。会社設立が12月半ばなんですが、TikTokの初投稿も12月中でしたね。

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思いついてからの行動がすごく早いですね!

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そうなんです。大変だったことといえば、宅建のほかにも、賃貸経営管理士っていう資格も取ったときですね。難易度は宅建の方が上なんですが、その頃はもう社長の仕事しながらだったので、ほんとに忙しかったです。

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また仕事をしながら資格を取得されたのですね。

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その頃はしかも、TikTokの配信とかもしていた時期なので大変だったのですが、その配信の時間を勉強にあててました。従業員も二人いたので、仕事をお願いして勉強してましたね。

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忙しいのにほんとにすごいなって思います。そのころ2人の従業員の方がいたということですが、今は何人いらっしゃるのですか。

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今は5人います。前職の上司が入ってくださったり、妹が手伝ってくれたりしてます。TikTokを見て入ってくれた人もいます。

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TikTokが採用にも役立ってたんですね。ではこれから採用を増やしたり、会社を大きくしたりしたいっていうのはあるんですか。

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これからはそうしていきたいと思ってます。今はアットホームっていう感じで、遅刻しても何もないし、ほんとに厳しくないんですが、これから大きくしていくってなったら、会社の内部はしっかりしていかないとなって思います。

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これから、会社としてこういうことしたいっていうのはありますか。

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今は不動産会社ですが、実は美容とかアパレルとかもやりたいんです。キャバクラで働いてたのもあって、その方面に興味があるんです。いろいろな事業をしていきたいですね。

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実は今、物件紹介以外のTikTokアカウントもあって、そっちの方が伸びているんです。まったく不動産とは関係ないんですが、別の事業として進めています。

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Tik Tokの写真

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そうなんですね!では、こういう人と働きたいなってのはありますか?

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やっぱりコミュニケーション能力の高い人がいいですね。電話対応や、物件紹介の時に、コミュニケーション能力がないと大変かなって思います。お客さんと仲良くならないといけないと思うので。

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実はキャバクラから不動産業界に入る方って多いんです。キャバクラってやっぱりコミュニケーション能力がつくし、お客さんに不動産関係の方も多くて。起業までする人はレアだとは思いますけどね。

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キャバクラで働いていたことが、今の仕事にも生きているんですね!キャバクラで働いてよかったなっていうことはありますか。

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やっぱり人脈が大きいと思います。本当にたくさんの社長さんに出会って、仲良くなったり連絡先交換したりして、それで起業にもつながりましたし、税理士や司法書士の方も紹介してもらいました。弁護士も紹介してもらったことがあって、本当にお世話になりました。

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お知り合いに社長さんいるのは心強いですね。他に良かったことはありますか?

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人脈以外だと、お客さんに気を遣ったり、スタッフ同士の上下関係があったり、社会経験になりますね。キャバクラって昔ながらの悪いイメージはありますが、勉強にもなるし、給料もいいので、学生とか若い人にはめちゃめちゃおすすめしたい職業だなって思ってます。本当にやっててよかったですね。

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ちなみにNoa不動産という名前の由来はあるんですか?

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実は源氏名なんです。のあっていう名前で働いてて。本当は別の社名にしたかったんです。えりなっていう名前なので、“株式会社E-line”みたいな。でも知り合いの社長さんとかに、どんな事業やってるのかがわかる社名の方がいいよって言われて、今の名前になりました。方舟っていう意味もあるので良いかなって思ってます。

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Noa不動産のロゴ

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源氏名だったんですね!それもまたキャバクラ時代があったからこそですね。

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最後に、これまでの人生で多くの岐路があったのかなと思うんですが、そういう時に大事にされている考えはありますか?

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1回何かとりあえずやってみて、ダメだったら考えようといった感じです。やりたいことはやった方がいいいし、迷ってるなら1回やってみたらって思います。会社作ったときも、集客できるかなとか、経営も何もわかんない状態で始めたんですが、とりあえず作って、1年やってみようって思ったんです。もしなんかうまくいかなかったり、嫌だったらやめればいいし。だから、とりあえずやってから考えれば、って思っています。あんまり考えてても進まないですしね。

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別に仕事なんていくらでもあると思うんです。やろうと思えばなんでもできるはずだし、やり直しはできます。だって私、葬儀屋ですよ最初。最初はとりあえず働いてみたんです。仕事内容が好きってこともなかったんですが、ボーナス出るまで頑張ろうみたいな感じで、頑張ってて。それで東京出てきて、最低2年はやろうと思ってたんですが、それがいつの間にか9年くらいいて。あの時、東京で頑張ろうって思った判断は全然間違ってなかったなって思いますね。

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本日は貴重なお話ありがとうございました!

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ノア不動産は、借りる側の目線に立ち、より安全で、より低価格な物件探しに特化した不動産会社。TikTokをメインに、物件の情報や不動産業界の裏側を発信し、物件を探す多くの人に、価値のある情報を提供中。不動産のみならず、マルチな事業の展開を予定する注目の会社。

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この記事を書いたライター

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​米持 和哉

千葉大学法政経学部4年生。

スポット社労士くんで3年生からインターン生として働いています。

​趣味は読書と旅行です!

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